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高さや飛距離を競う「竹とんぼ」作りの魅力

手先を使うメリット

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高齢者になると物忘れをする事も増えてきます。
これは誰にでも起こる老化現象の一つですが、ただ何もせずにいれば脳もどんどん衰えていくので物忘れもひどくなっていきます。
こういう場合は手先を使って、脳に程よい刺激を与えるのも効果的です。

というのも指先には、脳にも負けないくらい多くの神経が集中しているからです。
外側にある脳と呼ばれる事もある事から、物忘れ防止に指先を使った体操をすると良いとも言われています。
指先を動かす体操もいいのですが、何かを手作りするのもおすすめです。

何かを作る時には必ず自分の手を使いますし、あまり細すぎる作業は人により向き不向きもあるため、誰にでもできる簡単な物を選ぶのもポイントです。
昔懐かしい竹とんぼを作ってみてはいかがでしょうか。

竹とんぼを作ってみよう

竹とんぼというと民芸品を扱う店や、お土産屋さんでたまに見かける程度ですが、高齢者の方にとっては懐かしさもあると思います。

昔は今のように子どもが使う文房具も種類は少なく、鉛筆を使うのが一般的でした。
鉛筆削りも今のような物はなかったため、小刀で鉛筆を削っていたのです。
また遊び道具も今のようにおもちゃ屋もなければ、ゲーム機もありませんでしたから、身近な物を使って手作りをしていました。

竹とんぼは竹を小刀で削って作る、子供たちの遊び道具だったのです。
昔は裏庭や近所の竹林まで行き、竹を切るところから始めていましたが、竹がない場合は厚みがある丈夫な紙でも代用できます。
もしも本格的な竹製の竹とんぼを作りたいなら、なんとか竹を探してみましょう。

竹とんぼのつくり方

竹とんぼの材料は、竹(ない場合は厚紙)、小刀(カッターやナイフでも可)、キリ、鉛筆、定規、瞬間接着剤、紙やすりです。
安全のため軍手を用意しておくのもいいでしょう。
竹や手頃な厚紙が手に入らない場合は、竹とんぼの手作りキットを購入するという方法もあります。

竹を使う場合は皮がない方に、鉛筆でプロペラになる部分の形をつけ、軸を刺す部分にキリを使って穴を開けておきます。
プロペラは真っ平らではなく、少し傾斜がありますので、上手く調節して竹とんぼのプロペラ部分を小刀で削っていきます。

子供の頃小刀で鉛筆を削っていた経験があれば、体が覚えているのですぐにコツを思い出すはずです。
軽いほどよく飛びますから、怪我をしないように注意しながら可能な限り薄く削ります。
軸は竹串や割り箸を削って作れます。
プロペラ部分が削れたら、安全のため角を紙やすりで整えます。
最初に開けておいた穴に、瞬間接着剤で軸をとりつけ、接着剤が完全に固まったら完成です。

完成したら手作りの竹とんぼを、実際に飛ばしてみましょう。
手作りをする事で、完成した時の達成感を味わえるのも魅力の一つです。

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